10FIS RULES
2023/11/10
①他者の尊重
Respect for others
他の人への思いやりの心を忘れない。
スキーやスノーボードをするときは、他の人をけがさせたり、危険な目に合わせるような行為をしてはいけません。また、自分の用具に不具合がないように、しっかり点検しましょう。
➁スピードとスキーのコントロール
Control of speed and skiing or snowboarding
無茶な滑り方をしたりスピードを出しすぎない。
個人の能力、天候、コースの状態、混み具合などを考えてそれに合った滑り方とスピードで滑りましょう。急斜面、コースの一番下やリフトの周辺では特に注意が必要です。
③滑走ルートの選択
Choice of route
前の人に危険が及ばないコースを選んで滑る。
前に他のスキーヤーやスノーボーダーが滑っているときは、彼らに優先権があります。後ろを滑る人は、前を滑っている人が自由に動けるように、十分な距離を保ちましょう。
④追い越し
Overtaking
追い越すときは前の人に近づきすぎない。
追い越すときは、追い越そうとしている人がその責任を持ちます。追い越される人の不意の動きも考慮したうえで、十分な距離をとって追い越すようにしましょう。
⑤合流と滑り出し
Entering,starting and moving upwards
合流や滑り出すときはまわりをよく確認する。
合流や滑り始め、いったん止まってからまた滑り出すときには、かならず自分の目で周囲を確認し、他の人と衝突事故が起こらないように注意しましょう。
➅コース内での停止
Stopping on the piste
コースの途中で立ち止まってはいけない。
やむを得ない場合を除き、コースの幅が狭くなっているところや視界が悪くなっているところでは、立ち止まらないで、コースを他の人のためにすみやかに空けましょう。
⑦徒歩での登り降り
Climbing and descending on foot
コースを歩くときは真ん中を歩かない。
通常の滑走方向と逆走するような動きは他の日との迷惑になります。また、足跡によってコースの一部が滑りづらくなるので、コースを歩くときには、はしっこを歩くようにしましょう。
⑧標識や標示の順守
Respect for signs and markings
コースに立っている標識や標示を必ず守る。
禁止標識、注意標識、その他の標示などを必ず守りましょう。また、コースの難易度は、黒・赤・青・緑で示してあります。自分に合ったコースを選んで滑りましょう。
⑨援助
Assistance
事故が起きたときはすぐに救護活動を行う。
万一事故が起きた場合には、すみやかに救護活動を行い、パトロールや救急隊へ通報し、自己のあった場所が、他のスキーヤーやスノーボーダーに分かるよう注意を促しましょう。
⑩身元の確認
Identification
事故が起きたときは必ず連絡先を交換する。
万一事故が起きた場合には、スキーヤー、スノーボーダー、そしてその場に居合わせた全ての人は、責任の有る無しにかかわらず、必ず氏名と連絡先を交換しましょう。